2023 とちぎ有機の会「市民講座」
「多重危機が世界で進行する中で、世界を救えるのはやはり有機農業」
2023年度の市民講座は、2020 年度に引き続きまして一人の講師による通年講座といたしました。
講師は民間稲作研究所常任理事の 印鑰智哉(いんやく ともや)さんです。印鑰さんにつきましては、
今年2 月の研究所公開シンポジウムにおいて「 急速に進む命の分解 」と題した報告をしていただきま
した。その報告内容の詳細を知りたいとの声が たくさんあり、今回の企画となりました。
第3回
「ゲノム編集」食品は何が問題か?
2015年以降、遺伝子組み換え作物の作付面積は、規制等により減少方向にあります。そこで登場したのが、規制のかからない遺伝子組み換え技術としての「ゲノム編集」です。
ゲノム編集とは、自然に起こる進化を先取る技術で、起こしたい進化を担うDNAをねらって刺激を与え、自然の回復力でその進化を起こします。この技術の価値は“スピード”にあります。自然界や品種改良で長い時間をかけて起こった進化を、“速く”起こさせるのです。
今回はゲノム編集について、その技術をめぐる問題点、それを活用した食品の安全性などをお話ししていただきます。併せて、遺伝子(=生物を形づけるために不可欠な設計図)を人為的に操作することの意味合い、また、生命とは何か、といった点を学びたいと思います。
- 期日 2023年11月29日(水)
- 時間 18時00分~20時00分
- 会場 NPO法人民間稲作研究所 有機農業技術支援センター (上三川町下神主233)
(センター内30台駐車可。電車はJR石橋駅東口からタクシーで約5分 - 申込み 氏名・連絡先を添えTEL/FAX 0285-53-1133まで
*参加お申込書はこちらからダウンロードしてください
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- 会費 500円 定員 30名(先着順)
- 定員 30名(先着順)
*先着30名です。資料準備の都合上、11月27日(月)の午前中までにお申込みください
問合せ:とちぎ有機の会 斎藤・高山(NPO法人民間稲作研究所内)
TEL/FAX(0285-53-1133)または同じ内容をメールでinfo@inasaku.orgまで
年間予定(変更の際は通知やホームページでお知らせします)
2023年度 市 民 講 座 の 開 催 内 容
- 第1回 7月26日(水) 工業型農業が多重危機を作り出した →放射線米がやってくる?
- 第2回 9月27日(水) 遺伝子組み換え食品は何をもたらしたか?
- 第3回 11月29日(水) 「ゲノム編集」食品は何が問題か?
- 第4回 ※ 1月17日(水) 工業型農業から有機農業・アグロエコロジーへ
- 当初予定より変更になっています。
[付記]開催日や内容を変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。