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2019年春季講習会及びポイント研修のご案内

(NPO法人民間稲作研究所主催 国連水田生物の多様性向上10年協賛事業)

TPP国内批准の影響で、主要農作物種子法が突然廃止となり、私たちの主食であるイネ・麦・大豆の種子が多国籍企業の手中に取り込まれる危険が増しています。安全な農産物の自給率が下がり、遺伝子組み換え農産物やプレハーベスト・ポストハーベスト、食品添加物などで汚染された農産物しか手に入らない時代になる恐れが強まりました。これに対抗するために、各地で県条例の制定運動が広まっています。その現状をご報告しながら、「いのち育む有機稲作」と循環型有機農業による自給圏の構築に関する最新情報を交えた講習会を行います。

ポイント研修では各地で開催する講習会に参加され、実践を決意された方を対象に3会場で実施します。実演を交えたポイント研修に参加して初めて技術が身に着きます。是非ご参加下さい。

春季講習会

参加費(会員 3,000 円、非会員 4,000 円)

日時 開催地 会場 講師 内容
1/20(日) 13:30〜16:00 栃木県 有機農業技術支援センター
栃木県河内郡上三川町下神主233
稲葉光國 ①種子法廃止と県条例制定問題
②田植後、草取りしない抑草技術
③民稲研1号による肥培管理技術
④循環型有機農業と栽培技術
⑤ブータン支援報告とポイント研修のご案内
2/2(土) 13:00〜15:00 山形県 山形おきたま産直センター
山形県南陽市漆山 1068
古谷慶一
2/24(日) 10:00〜12:00 栃木県 トコトコ大田原
栃木県大田原市中央一丁目 3-15
古谷慶一
3/3(日) 13:00〜16:00 宮城県 沼部公民館
宮城県大崎市田尻沼部富岡 166
稲葉光國
3/10(日) 10:00〜12:00 滋賀県 草津アミカホール
草津市草津3丁目13-30
2階
稲葉光國
3/17(日) 13:00〜16:00 長野県 池田町公民館
北安曇郡池田町池田 3190-1
館野廣幸

ポイント研修

開催場所と日時 各会場とも 10:00〜17:00 研修内容
栃木会場(民稲研)
河内郡上三川町神主
関西会場
中道農園
東北会場
ジェイラップ
3/19(火)〜20(水) ※ 3/10 3/23 生物の多様性を育む循環型有機農業と圃場整備
4/16(火)〜17(水) 4/14 4/20 育苗と草取りしない抑草技術のポイント
5/20(月)〜21(火) 5/19 5/24 2回目代掻きと深水管理による抑草技術・栽植密度と田植作業の実際
6/25(火)〜26(水) 6/23 6/29 イネの肥培管理、菜種・麦の収穫調整、大豆の有機栽培(播種・中耕)
10/17(木)〜18(金) 10/12 10/19 収量調査・イネの栽培成果交流、麦・なたね・小麦栽培の留意点、循環型有機農業の構築
関東会場 河内郡上三川町下神主233 NPO法人民間稲作研究所有機農業技術支援センター
関西会場 滋賀県野州市比留田2458 中道唯幸農園 ※3月10日の会場は草津アミカホール
東北会場 福島県須賀川市大字泉田字作田18-2 株式会社ジェイラップ
研修経費 栃木会場 全日程参加 50,000円(昼食費を含みます.1泊2日 年間5回、延べ60h)
関西・東北会場 全日程参加 25,000円 1日5000円
定員 30名
申込先 NPO法人民間稲作研究所 Fax:0285-53-1133

FAXの申込書及び詳細はこちら→2019講習会のご案内をご覧ください。

2019年 NPO法人民間稲作研究所公開シンポジウムのお知らせ

1昨年から顕著になった官邸政治、主要農作物種子法廃止から始まって、競争力強化法の制定、グリホサート(除草剤ラウンドアップ)の残留基準の大幅緩和、農薬取締法改定【ジェネリック農薬(グリホサートなど)の登録申請の簡素化】、遺伝子組み換え農産物に関する優良表示の厳格化(5%未満からゼロへ)遺伝子組み換え・遺伝子編集作物の安全性の認定などグリホサートの販売と遺伝子組み換え農産物の種子・生産・販売のトップメーカーであるモンサント社(現バイエル社)の意を組んだTPP関連法案の改定が矢継ぎ早に改訂され、日本の農業と子供たちの健康が危機にさらされています。今回の集会ではこうした数年間の激変にどう対処すればよいのか、県条例の制定や内外での循環型有機農業の普及による家族農業の提案など皆さんで考えたいと思います。

会場
コンセーレ(財団法人栃木県青年会館)
〒320-0066 栃木県宇都宮市駒生1町目1番6号
電話:028-624-1417 FAX:028-624-1843
日程
2019年2月16日(土)〜17日(日)

プログラム

公開シンポ 第1日目 2月16日(土)
13:00〜14:00
受付
13:00〜14:00
DVD試写会(循環型有機農業のすすめ):ブース展示・即売

14:00〜17:30

第1部 ジャイカ筑波「草の根支援活動」によるブータン王国の循環型有機農業支援事業報告

開会あいさつ クラウドファンデング目標達成への御礼
1 支援活動の経過と今後の展望 田坂興亜
2 循環型有機農業による食料自給率100%への挑戦 稲葉光國
3 JICA筑波による草の根支援活動とブータン有機農業支援活動 JICA筑波担当官(交渉中)
4 DVD循環型有機農業のすすめ ―試写会と意見集約― カメラマン 岩本剛 パタゴニア環境助成担当・稲葉
18:00〜18:30
チェックインと休憩
19:00〜21:00
有機食材で味わう夕食懇親会
公開シンポ 第2日目

輸入に頼る麦・大豆の残留農薬(グリホサート)基準が大幅に緩和され、子供たちのアレル ギー疾患やセリアック症の激増が心配されます。その回避策は循環型有機農業の推進による 学校給食を中心に有機農業による地域自給圏の構築とその継承発展がカギを握っています。

第2部 有機農業による主要農作物の生産振興とその継承 ー子供たち・そして生き物の未来のためにー

進行 谷口吉光・佐藤繁男

9:00〜11:00
報告1 宮崎アグリアート 40haの経営と継承 松本嗣夫
報告2 循環型有機農業の到達点と経営の継承 杉山修一
報告3 古谷農場 循環型有機農場の現状と課題・その継承 古谷 忠
特別報告 我が国の有機農業の現状と推進計画 農林水産省生産局有機農業推進班(交渉中)
11:00〜12:00
パネルデスカッション 有機農業第一世代から第二世代への継承

第3部 主要農作物種子法廃止と県条例制定運動公開シンポ

(13:35〜17:30 進行 斉藤一治・古谷慶一)

主催:NPO法人民間稲作研究所 共催:「種子の会とちぎ」

2017年通常国会で主要農作物種子法の廃止が可決成立し2018年4月1日より、法的な裏付けがないまま、辛うじて各県の種子の供給事業は継続してきました。この不安定な環境を解消しようと各県で県条例を制定する運動が沸き起こり、兵庫・埼玉・新潟・山形・北海道・富山と官民一体の制定運動が実を結びつつあります。また近年の法改正は種子法だけでなく遺伝子組み換え食品の表示厳格化や農薬取締法の改定、グリホサートの残留基準の緩和など、多国籍企業による日本農業の全面的な支配が進みつつあります。このまま放置すれば子供たちの未来に大きな災禍をもたらします。こうした事態にどう対処すべきか各県の条例制定運動の動きを共有しながら超党派で取り組みを開始した「種子の会とちぎ」の運動について意見交換を行いたいと思います。是非ご参加下さい。

主要農作物種子法廃止と県条例制定運動

開会あいさつ・来賓あいさつ
主宰者及び栃木県議会議長

特別講演
種子法廃止の真相と対応策―県条例制定の意義について
山田正彦(弁護士・元農水大臣)
報告
  1. 北海道で進む種子条例制定運動とその特徴
    久田徳二(北海道大学客員教授)
  2. 山形県における種子条例制定運動と自給圏構想
    志藤正一(山形県 庄内共同ファーム代表)
  3. 各県における種子条例制定の現状と今後の展開
    日本の種子を守る会 事務局
  4. 「種子の会・とちぎ」より 条例制定への提言
    稲場光國(種子の会・とちぎ 共同代表)
総合討論
主要農作物の種子に関する県条例制定と生産振興をめぐって)
コーデネータ 齋藤一治・石崎幸寛

閉会あいさつ
栃木県議会各党代表者

詳細およびお申込みはこちら→2019公開シンポジウムのご案内をご覧ください。

種子法廃止に関するシンポジウムと署名について

主要農作物種子法の廃止!! 大切に守り育てた稲・小麦・大豆の種子がなくなる?
栃木の風土に合った種を守る県条例を制定しましょう!!!!

主催:「種子の会とちぎ」

2017年通常国会で主要農作物種子法の廃止が可決成立し2018年4月1日より、法的な裏付けがないまま、辛うじて各県の種子の供給事業は継続しています。この不安定な環境を解消しようと各県で県条例を制定する運動が巻き起こり、兵庫・埼玉・新潟・山形・北海道・富山・宮崎と官民一体の制定 運動が実を結びつつあります。しかし最近の法改正は種子法だけでなく遺伝子組み換え食品の表示厳格化や農薬取締法の改定、グリホサートの残留基準の緩和など、多国籍種子・農薬企業による日本農業への全面的な攻勢が進みつつあります。このまま放置すれば子供たちの未来に大きな災禍をもたらす恐れがあります。栃木県議会を始め、超党派で立ち上げた「種子の会とちぎ」では、こうした事態にどう対処すべきか各県の条例制定運動の動きを参考に、県条例の制定をめざして署名運動を開始しました。
県民のみなさまに、運動の意義をお伝えするためにシンポジウムを開催します。是非ご参加下さい。

会場
コンセーレ(財団法人栃木県青年会館) 2階 アイリス
〒320-0066 栃木県宇都宮市駒生1丁目1番6号
日時
2月17日(日) 13:00〜17:00
受付
13:00〜13:30 受付時間中にDVD『種子-みんなのもの?それとも企業の所有物?』を上映します。
参加費
1,000円
プログラム

主要農作物種子法廃止と県条例の制定運動

(13:35~17:00 進行 古谷慶一・斎藤一治)

開会あいさつ・来賓あいさつ
特別講演
種子法廃止の真相と対応策 ― 県条例制定の意義 ―
山田正彦(弁護士・元農水大臣)
報告1
北海道における種子条例制定運動とその成果について
久田徳二(北海道大学客員教授)
報告2
山形県における種子条例制定の経過とその内容について
志藤正一(庄内協同ファーム)
報告3
各県における種子条例制定の現状と今後の展開
日本の種を守る会事務局
報告4
「種子の会とちぎ」より 条例制定への提言
稲葉光國(種子の会とちぎ 共同代表)
総合討論
県条例の制定と生産振興をめぐって
コーデネータ 石崎幸寛・倉持まゆみ
16:30〜17:00
閉会あいさつ(各党代表者のみなさまより)

FAXでの参加申し込み及び詳細はこちら→種子法廃止関連シンポジウム案内をご覧ください。

お問合せ・申込先 種子の会とちぎ 事務局
NPO 法人民間稲作研究所有機農業技術支援センター内
TEL:0285-37-7366 / FAX:0285-53-1133

みなさんご存知ですか

主要農作物種子法が突然廃止されてしまいました。

県条例制定をもとめる要望書にご署名ください。

終戦後、餓死者も出すような食料危機を二度と起こすまいという決意で昭和27年に制定された法律です。主食である稲・麦・大豆の種子を国や都道府県が責任をもって開発・供給するというこの法律が出来たおかげで、国(農研機構)や各県の農業試験場が中心になって地域にあった沢山の品種が生まれ、農家の皆さんによって豊 かな食生活が実現してきました。それが突然廃止され、ほぼ同時に制定された農業競争力強化支援法第8条4項で内外の民間業者に国民の税金で開発されてきた種子に関する知見などを提供することが決まってしまいま した。こうした事態を心配し、超党派の議員の皆さんと民間の関係者が一丸となって12月14日「種子の会 とちぎ」を結成し、意見書を提出してきました。そして県条例の制定を求める署名活動を始めることになりました。県民の食の安全を左右する大切な活動です。是非ご協力ください。

種子生産の公的支えが無くなり、内外の民間企業だけに種子生産が独占されると・・!!

稲の種子の開発や原種の維持・普及には膨大な時間と経費がかかります。民間企業は利益が生み出されない限りその事業を継続することはありません。新たに開発した品種が爆発的な人気商品として普及し、大きな利益を生んだというケースはほとんどなく、参入と撤退を繰り返す分野でした。

そのため、国内では農薬や化学肥料を販売する商社が中心となり、利益の得られるF1種を中心に販売されているのが実態です。今までのように地域ごとに特色のある300種以上に及ぶ多様な品種は無くなり、種の多様 性が失われ、想定外の病害虫や気象災害に対応できなくなってきます。

主要農作物種子法が廃止されたままで推移するとイネの種子は数種類のF1種しか提供できない状態に陥ります。それも現在の価格の8〜10倍に跳ね上がりますから、購入して積極的に作付けする農家はあまりないと思います。それを見越して、作付け品種を数種類に絞り込み、地域品種は廃棄することが目論みられています。今後、農家は民間企業の提供する品種しか栽培できない状態に追い込まれ、最終的には世界の種子を手中に収め、食料を支配しようとしている多国籍企業に組み込まれる可能性が大きいと見なければなりません。遺伝子組み換え種子のトップメーカーであるバイエル・モンサント社を始め、ダウ・デュポン、中国化工集団・シンジェンタなど農薬を製造販売する多国籍企業は既に世界の種子市場の66%を抑えています。(2011年のデータ)日本の試験研究機関が長年育ててきたイネの多様な種子が多国籍企業によって独占され、アジアの各国で農薬と化学肥料をセットにして販売され、利潤追求の道具になる可能性があります。こうした事態を避けるために、主要農作物種子法の再法制化と県条例の制定を行い、稲・麦・大豆はもとより、イチゴなどの種苗の安定的供給を図るべきであると考え、超党派の「種子の会 とちぎ」を結成し、2018年12月 27日に栃木県議会議長と県知事に意見書を提出してきました。

安全な小麦・大豆の国内生産が打撃を受け、海外依存が強まり子供たちの健康は守れない・・

日本がこのまま種子の生産を民間だけに依存し、国内での小麦の生産を止めた場合、食の安全は守れるのでしょうか。今、巨大穀物商社のカーギル社など数社が無人ロボットを 駆使し、巨大な規模で小麦生産を展開する生産者を傘下に収め、世界に販売する傾向がますます強くなっています。規模が拡大すれば土地の肥沃度や水分含量に差が出で生育もバラついてきます。未熟な小麦を一斉に刈り取るとカビが発生しますから、収穫作業の直前に除草剤のグリホサートを散布し、枯らして乾燥させるというプレハーベストが広く行われるようになってきました。その結果、小麦にグリホサートが残留するようになり、その基準を緩めることが進
み、日本でも 5ppm から 30ppm に緩和されました。またソバも 0.2ppm から 30ppm への緩和です。今までの残留基準でも小麦アレルギーやソバアレルギーの発症が増えてきたのを考えると、もっと激しい症状である「セリアック病」が発症するようになるのではないかと心配です。

大人の責務として、パン用小麦やラーメン用小麦など多様な種子の開発と供給を行い、北関東の地の利を活かし、稲・麦・大豆の輪作などによる地域循環型の農業生産に力を入れ、学校給食に提供するなど、地域自給率を高める政策を推進して頂きたいと考えています。

大豆は東アジアが原産地。大豆の食文化を守る種子の保全策を県条例に盛り込んでください。

主要農作物の大豆は日本を含む東アジアが原産地です。多くの美味しい在来大豆が地域の共有財産として伝えられ、「塩谷在来」「サトウイラズ」「黒小粒」などの名称で栽培され、輪作体系の地 力回復作物として機能しながら、美味しい豆腐や納豆、そして味噌の原料、煎り豆などとして消費者に歓迎され、お豆腐の全国コンクールなどでは金賞をとるなど大きな成果を上げつつあります。 こうした在来大豆は種子法でも保存の対象にはなっていませんでした。これを機会に県条例を制定 し保存と普及の種子として位置付けて頂きたいと思います。

このような保全対策を強く要望する理由はバイエ ル・モンサント社など遺伝子組み換え種子生産のトップメーカーが在来大豆の種子を取得し、遺伝子組み換えや編集を行って近隣で栽培した場合、交雑する個体が生まれ、知らないうちに遺伝子組み換え大 豆になってしまう恐れがあるからです。昨年遺伝子 組み換えに関する表示を厳しくする提案が消費者庁から提出され「5%未満」から「不検出」でないと「遺伝子組み換えでない」と表示してはならないとする報告書が提出されました。分別輸入しているアメリカ産大豆はほぼ表示が出来なくなるだけでなく、国内で生産している大豆も表示が出来なくなる恐れがあります。周知のように、遺伝子組み換え大豆は除草剤グリホサート(商品名ラウンドア ップ)を散布しても枯れない大豆です。そのため必要以上に除草剤が撒かれ、地下水汚染の恐れが出てきています。除草剤を使わなくても 1~2 回の中耕培土で簡単に除草が出来るのが大豆です。

今日本食ブームで欧州に味噌や醤油が輸出されていますが、遺伝子組み換えに厳しい規制をして いる欧州やロシアには輸出できなくなる恐れがあり ます。またJAS有機農産物は遺伝子組み換え技術 は認めておりませんから、需要の多い有機大豆の生産が出来なくなる恐れもあります。

優れた蛋白源として日本人がもっとも多様な大豆の食文化を作ってきました。そして稲・麦・大豆の輪作によって日本国内で完全自給できる可能性も生まれています。子供たちの未来を守るために、農薬や化学肥料にあまり依存しない栽培技術を普及するとともに、遺伝子組み換え大豆の栽培規制を県条例に組み込んでいただきたいと願っています。

2019年1月8日
「種子の会 とちぎ」共同代表
稲葉光國・石崎幸寛・倉持まゆみ・古谷慶一

お問合せ・申込・署名の送付先 種子の会とちぎ 事務局
NPO 法人民間稲作研究所有機農業技術支援センター内
TEL:0285-37-7366 / FAX:0285-53-1133

署名にご協力いただける方は→署名簿をご利用ください。
種子の会とちぎチラシ

ブータン王国の大きなチャレンジにご支援を

―世界初の有機農業100%の国造りを実現するために―

既にご承知のことと存じますが、ブータン王国では2020年までに有機農業100%を実現する技術を確立し、全土に普及するという目標を立て政策を展開しています。ジャイカ筑波の委託を受け当会が実施してきた循環型有機農業の栽培試験とともに、独自にプナカ県チミパンの王立農場に循環型有機農業のモデル農場を建設してきました。18枚の田畑転換圃場が作られ、大豆の窒素固定能力を最大限に生かした大豆―イネ―麦―大豆という輪作体系の循環型有機農場として運営される予定です。

屑大豆や米ぬか・くず麦・落葉など農場内で生産される収穫残渣、大豆油粕やオカラを原料に有機質肥料を生産し、周辺の農家にも提供する予定です。今後、肉より優れたタンパク源として大豆関連食品が普及すれば、仏教国にふさわしい世界初の循環型有機農業100%の国づくりが誕生します。

ところが、いま大きな困難に直面してしまいました。小さな棚田を統合したために大量の石が出てしまいました。現地の皆さんが人力で石を拾い、7月1日には日本側ボランティアのみなさんとブータン王国の関係者の皆さんで大豆を播種し、循環型有機農場建設のスタートを切ってきました。

しかし、圃場にはまだ多くの石があります。水田にするためにはストーンクラッシャーによる作土の造成が必要不可欠です。写真にあるような石を砂にしてしまうストーンクラッシャーは中古でも380万円と高価なものです。(YouTubeに掲載された作業中の様子)70馬力の中古トラクターが150万円で手に入り、輸送費その他を併せ700万円あれば作土層造成事業がスタートし、来年の4月から有機水田が開設できます。

東日本大震災の折、いち早く駆け付け、浄財を提供して下さったブータン王国のみなさまのご好意に報いるためにも、世界初の有機農業100%実現の第一歩である循環型有機農場の建設にみなさまのお力添えを頂きたくご案内申し上げました。

具体的にはクラウドファンデングサイトのReadyfor株式会社において700万円の資金を募りたいと考え、9月10日より公開の予定で準備作業を進めております。公開直後の5日間でどれだけ支援を寄せて頂けるかがポイントになると伺っております。

またインターネットの利用を行っていない方々には直接口座振り込みを受け付けておりますのでご利用頂ければ幸です。なお、このプロジェクトには第1次~第4次ボランティア活動にご参加頂いた御園孝さん始め18名の方々、7月に大豆の播種作業にご参加頂いた山田正彦先生(弁護士・元農林水産大臣)、料理研究家の枝元なおみ様など多くの方々のご支援を頂いております。

2018年8月20日

NPO法人民間稲作研究所  理事長 稲葉光國

私もブータン王国の有機農業100%実現という国家目標に感動し、7月2日に現地を訪れ、循環型有機農業のモデル農場で大豆を播種してきました。稲葉さんたちの取り組みが成功するよう、皆様のご支援をお願い致します。
山田正彦
  1. 目標資金及び使途
    目標資金 700万円
    【①中古ストーンクラッシャー380万円 ②中古トラクター150万円 ③輸送費・その他諸経費170万円】
  2. 募集期間 2018年9月10日~12月9日  使用開始時期 2019年1月より
  3. 支援金  単位 1口 5,000円
  4. 支援の方法
    以下の2つの方法があります。インターネットの出来る方は②の方法をお願い致します。

    ① 当会の口座に直接振り込む。

    謝礼の送り先を明記し0285-53-1133にFAXしてから、下記の口座にお振込み下さい。
    FAX連絡票(PDF)

    • 足利銀行 石橋支店 普通預金 口座番号 3002513
    • 名義人 特定非営利活動法人民間稲作研究所 理事 稲葉光國
    • FAXでのご連絡は、支援者名、ご連絡先電話番号、ご住所、希望する謝礼品(下記)、ご意見などをお知らせください。
        謝礼品(いずれか一つ)

      1. ブータン松茸と有機米セット(9月30日までに直接振り込まれた方)
      2. ブータン蜂蜜と菜種又は大豆油セット
      3. ブータンアルバム
      4. 謝礼は辞退
    ② インターネットを行っている方は9月10日以降、出来るだけ早くクラウドフアンデング Readyforにアクセスして、支援を申し込んで下さい。

    なおこのサイトでの支援は目標金額に達しなかった場合には全額返金となります。その際には改めて支援の方法をご案内致します。
    目標金額に達した場合は謝礼として12月中に「ブータン蜂蜜と油セット」をお送りする予定です。

  5. お問い合わせ・申込先 tel/fax 0285-53-1133

循環型有機農業のモデル農場所在地 (プナカ県 チミパン王立農場)


プナカ川に隣接した圃場で、玉石が多くプナカ川の氾濫原であったことが想定されます。ストーンクラッシャーで石が砂になれば、代掻きによって粒子の細かな粘土層が表面に移動し、美味しいお米や大豆が収穫されます。大豆油を搾った残りで良質の発酵肥料が製造され、来年には循環型のモデル農場が完成します。是非見学にお出かけ下さい。

1a前後の棚田を10a区画に統合し、18枚の田畑転換水田を造成しました。
最上部には冷水を温め、安定した用水を確保するために約5aのため池2個設置し、ビオトープとしても活用する予定です。
イネ―麦―大豆の2年3作の循環型有機農場として運営する予定で、現在大豆を栽培して窒素を固定し、収穫後にストーンクラッシャーで作土を作り、来春にはイネを栽培する予定です。(稲葉記)

ブータン第4次活動ボランテア 募集のお知らせ

「循環型有機農業による地域創成事業 in ブータン」の第4次活動ボランテアを募集いたします。

2017年10月に開催したブータンでの成果発表会、2018年度活動内容検討会において、チミパンの王立 農場の場長から有機農業のモデル農場として整備したいという強い要望が出され、ブータン側の関係者で検討した結果、2018年6月までに基盤整備を行い、6月下旬から大豆をはじめ地元のマメ科作物を栽培して土づくりを行うことになりました。そのため水温の上昇と安定した用水を確保し、生物の多様性を育むための「ため池」と田畑転換の可能な圃場の整備が開始されました。

現場はプナカ川に隣接した場所で大小さまざまな石があり、大きな石は重機を使って取り除いているものの、小さな石が大量にあり、その除去作業に周辺の農家の皆さんに参加して頂く予定だが予算がなく困っていますとのことでした。

東日本大震災にいち早く駆け付け、なけなしの大金を被災地にお送り下さったブータン王国のみなさまへの返礼の一部として石拾いのボランティアを募集し、お手伝いすることにしました。日程は下記PDFの通りです。御都合のつく方、是非ご参加下さい。

参加費
約300,000円(予定)です。
締切日
5月7日
見学場所
パロ市内及びゾン見学 タックツアン寺院訪問 ティンプー王宮殿裏試験圃場
ドチュラ峠、プナカ城、チミパン王立農場、バジョ種子センター他

下記PDFで日程等詳細をご確認ください。

第4次ブータンボランティア募集要項(PDF)

2018年 NPO法人民間稲作研究所・グリーンオイルプロジェクト 総会・公開シンポのご案内

2017年通常国会で主要農作物種子法の廃止が可決成立してしまいました。現場からの要求も農水省からの要望もなく、内閣府の規制改革委員会農業ワーキンググループからの提案で閣議決定され、新たな法案もなく、日本の種子の開発・普及を任務とした法律が廃止されてしまいました。世界の種子独占を目論む多国籍化学農薬企業に日本の種子生産システムを売り渡すための「露払い」という事件です。今回の公開シンポは、特別企画として、種子法廃止の真相を明らかにしながら、日本の種子を守り、主要農作物の国内生産を飛躍的に高めるために、私たちが進めなければならない課題を明らかにする集会としたいと思います。是非ご参加下さい。
2017民間稲作研究所シンポジウムチラシ

会場
コンセーレ(財団法人栃木県青年会館)
日時
2018年2月17日(土) 12:00 ~ 2月18日(日) 13:30

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2018年春季講習会及びポイント研修のご案内

2018年の春期講習会とポイント研修の日程は以下のとおりです。
その他の研修等については、各種研修・講習会のページをご覧ください。

2018年1月5日 研修の内容を一部修正しました。

(国連水田生物の多様性向上10年協賛事業)

 TPP国内批准の影響で、主要農作物種子法が突然廃止となり、私たちの主食であるイネ・麦・大豆の自給率が益々低下するような政策がとられてきました。気が付いたら遺伝子組み換えの農産物やプレハーベストやポストハーベスト、食品添加物で汚染された農産物しか手に入らない時代になってしまいます。その現状と水田生物の多様性を活かした有機稲作やイネー麦―大豆の輪作による超低コスト有機農業の最新情報を講習会とポイント研修でお伝えします。また育苗や抑草で悩んでいる方はポイント研修にもご参加頂き、現場で技術的ポイントを習得され、田植え後は草とりに入らない有機稲作を是非成功させて下さい。なお今回の春期講習会には会員農家の体験発表があります。生の声をお聞きください。

春期講習会

日時 開催地 会場 内容
1/21(日) 13:30〜17:00 栃木県 有機農業技術支援センター
河内郡上三川町下神主233
①2~3回代掻き・深水管理
による抑草技術のポイント
②民稲研1号による肥培管理
③イネ―麦―大豆2年3作
による低コスト有機農業
④体験発表
 新 潟 石塚浩二
 一ノ関 渡部よしの
 大田原 古谷慶一
 上三川 館野廣幸
 長野県 交渉中
1/28(日) 10:00〜12:00 新潟県 メイワサンピア
潟市西区赤塚4627-1 2階
2/24(土) 13:30〜17:00 栃木県 市民交流センター3F
大田原市中央一丁目3-15
3/4(日) 13:00〜17:00 岩手県 一ノ関北部農業技術開発センター
一関市大東町摺沢字菅生前61-26
3/11(日) 13:30〜17:30 滋賀県 草津アミカホール
草津市草津三丁目13-30 2階
3/18(日) 13:00〜17:00 長野県 木島平村農村交流館
下高井郡木島平村大字上木島1762

ポイント研修

1 開催場所 栃木県河内郡上三川町下神主233 NPO法人民間稲作研究所有機農業技術支援センター
開催日時 研修内容と研修費
3月15日(木) 16日(金) 生物多様性農業と圃場整備
4月12日(木) 18日(金) 育苗と抑草技術
5月17日(木) 18日(金) 抑草と田植え作業の実際
6月21日(木) 22日(金) イネの肥培管理、菜種・麦の収穫、有機大豆の栽培(播種・中耕)
10月18日(木) 19日(金) 収量調査・イネの栽培成果交流麦・なたね・小麦栽培の留意点

詳しいことは事務局(fax 0285-53-1133 メール)斎藤・稲葉までお問い合わせください。なお現地での開催ご希望の方はご相談に応じます。

2 研修経費 栃木会場 50,000円(昼食費を含みます。1泊2日 年間5回、延べ60h)
3 定  員 30名
4 申込先 NPO法人 民間稲作研究所 Fax 0285-53-1133 メール

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