2017年公開シンポジウムのご案内

日時 : 2017年2月18日(土)13:30 ~ 19日(日)12:30

場所 : コンセーレ(宇都宮市駒生)

特別講演・基調提案

  • 2月18日13:30~「TPP崩壊後の遺伝子組み換え食品の新展開と有機農業自給圏構築の意義」
    天笠 啓祐(市民バイオテクノロジー情報室代表)
  • 2月19日9:00~「食べ物・環境と子どもの健康 -日本の食文化を守るために-」
    井上 高光 (さつき幼稚園 理事長)
  • 2月19日10:10~「神経毒性のある農薬による知的障害・発達障害の発症に関する新たな知見」
    木村-黒田純子(公益財団法人東京都医学総合研究所)

※研究所会員の皆様への通知の後、内容が一部変更して確定しました。
※2017年2月1日追記 登壇者のお名前及び役職を一部修正いたしました。

懇親会・宿泊

懇親会・ブータン報告会:18日 18:40 コンセーレ内ホール

宿泊:コンセーレ内宿泊室への宿泊をご希望の方はお問合せください

プログラム

1日目受付け:13:00~13:30

開会のあいさつ:13:30~13:35

第Ⅰ部 有機農業による自給圏構想と地域循環型有機農業&地場産業 (18日13:35~17:30)

  • 基調提案「TPP崩壊後の遺伝子組み換え食品の新展開と有機農業自給圏構築の意義」
    天笠 啓祐 (市民バイオテクノロジー情報室代表)
  • 報告1「有機農業自給圏構築のための栽培技術&加工技術」
    稲葉 光國 (NPO法人民間稲作研究所)
  • 報告2「勅使川原精麦所 有機JAS取得への思いと有機食品自給圏への対応」
    勅使川原 唯男 (勅使川原精麦所取締役社長)
  • 報告3「有機食品の地産地消と生協の役割」
    冨居 登美子 (よつ葉生協会長)
  • 報告4「有機農業自給圏における地域通貨の可能性と課題」
    野見山 敏雄 (東京農工大学大学院教授)
  • 総合討論「食と環境を守るための有機農業自給圏構想をめぐって」

宿泊者チェックイン:18:00~18:30

夕食・報告会(ブータン王国 草の根支援活動)・懇親会:18:40~21:00

2日目受付け:8:30~9:00

第Ⅱ部 子供たち・そして生き物の未来を守るために (19日9:00~12:30)

  • 特別講演1「食べ物・環境と子どもの健康 -日本の食文化を守るために-」
    9:00~9:30 井上 高光(さつき幼稚園 理事長)
  • 総合討論「有機農産物の地域自給と子どもたちの健康」
  • 特別講演2「神経毒性のある農薬による知的障害・発達障害の発症に関する新たな知見」
    10:10~11:30 木村-黒田純子(公益財団法人東京都医学総合研究所
  • 総合討論「知的障害者の増加の現状とその原因と対策をめぐって」

閉会のあいさつ

参加費

  • 第Ⅰ部・・・4,000円(研究所会員割引あり)
  • 試食・懇親会・・・5,000円
  • 宿泊・・・5,000円
  • 第Ⅱ部・・・2,000円

民間稲作研究所 正会員・法人会員の皆様

18日午前中の総会のご案内を別途お送りさせて頂いておりますので、ご参照のうえ出欠のご連絡を頂ますようお願いいたします。

お申し込み・お問合せ

お問合せページより、題名に「シンポジウムについて」とご記入のうえ、お問合せください。

ごあいさつ

アメリカ新大統領のTPP脱退表明という歴史的転換から2ヶ月が経過し、政治や経済の動き、異常としか言いようのない方向に動き出しています。憲法の示す平和国家の願いとは大きく異なり、巨大企業の利益確保最優先の方向に動き出してきました。27%(日経電子ニュース)の得票率で支えられた現政権が多くの国民の声を無視しながら突き進む方向:貧富の格差拡大、弾圧とテロの応酬、国内農業破壊による海外農産物への依存、食源病の蔓延などなど・・・が永続するとは思えません。原発依存体制から再生可能エネルギーへの転換やTPP体制を打破し、地産地消による自給率の向上をめざす運動への動きは決して止めることはできないと思います。

私たちは迫りくる困難にどう対処すべきかを子供たちに示す必要があります。その回答は「有機農業によって基本食料の7割以上を確保する地産地消による自給圏の構築」にあると考えています。

原発による広範な放射能汚染を解決するために、私たちはグリーンオイルプロジェクトを立ち上げ、真正面から原発事故による放射能汚染問題の解決に努力してきました。今や南相馬市のなたね栽培面積は70haを超えつつあります。

4年前からネオニコチノイド系農薬とフィプロニル農薬などで子供たちに広がる発達障害やミツバチや赤とんぼなどの激減という生物の多様性喪失の実態を抜本的に解決するために慣行栽培を超える「生物の多様性を育む有機農業」の普及に取り組んできました。その大きな成果が「生物多様性農業国際会議inおやま」に結実し、歴史的な「おやま宣言」を採択し、長期残効農薬の使用中止を呼びかけ、環境保全型農業直接支払いの増額を提案してきました。

今回の公開シンポ第Ⅰ部ではTPP崩壊後にも続く、2国間自由貿易協定によって食の安全や環境が犠牲になる危険性を予測し、その流れを根本的に変えるための栽培技術の提案と「有機農業による自給圏構想」を具体的に進めるための方策を論議したいと考えております。

夕食懇親会では会員のみなさまが生産する有機米や有機日本酒・有機地ビール・有機食材などを持ち寄り、試食会を実施します。出品可能な方は事前にお知らせ下さい。みなさまの貴重な品々を肴に親睦を深め、英気を養って頂きたいと思います。

第Ⅱ部では子供たちの精神障害の増加を食い止めるために、何ができるのか。幼稚園や学校給食にに有機農産物を提供する運動に関心を寄せて頂くために、子供たちの食生活の変化による疾患の数々や、ネオニコチノイド系農薬によって脳神経に異常を来す動物実験の結果について、木村-黒田純子先生から御講演を頂き、長期残留農薬の幼い子供たちや生物多様性への深刻な影響を直視し、農薬を全く使用しない有機農業の普及と学校給食への提供の意義について意見交換をしたいと思います。

2016年12月22日

NPO法人民間稲作研究所 理事長 稲葉光國

昨年度の様子